江戸の旅人も、今のランナーも「ワクワク」は同じだった
「これ、走ったら絶対楽しいやつ。」 そんな直感から始まった、今回の伊勢街道マラニック。
三重県・桑名駅から伊勢神宮を目指す約100kmの旅。 江戸時代の人々が一生に一度はと願った「お伊勢参り」の道を、現代のランナーであるWATARUが自分の足で駆け抜けてきました。
道中には、歴史を感じる追分、次々と現れる名物餅、そして予想外の足のトラブル……。
「速さ」を競うレースでは決して味わえない、「旅としてのランニング」の魅力が詰まった2日間の記録を、超詳細レポでお届けします!
【お知らせ】 この旅の様子はYouTube「WATARUちゃんねる」でも公開中!
WATARU実際の街道の雰囲気や、WATARUが楽しみながら走る姿(笑)
をぜひ動画でもチェックしてください。
【1日目】桑名〜松阪:ハプニング続出!餅と歴史と「ボロボロ」の喜び
0km:桑名駅スタート!いきなりのコースアウト!?
朝、バックパックに江戸の旅人気取りの「柄杓(ひしゃく)」を差し込み、同級生ラン友の「のりくん」と共にワクワク感満載でスタート。
しかし、最初の目的地「永餅屋老舗」は駅のすぐそば……のはずが、テンションが上がりすぎて二人して店をスルー(笑)。
最初から逆戻りするという、マラニックらしい(?)ユルい幕開けとなりました。
まずは「安永餅」をパクり。香ばしいお餅が、これからの長旅のエネルギー源です。




街道の起点「七里の渡し」と、早すぎる別れ
伊勢街道の起点、七里の渡し跡に到着。




「ここからが本当の旅の始まりだな…」と歴史のロマンにふけった後、本多忠勝像を拝んで桑名城跡へ。
ここで、ラン友のりくんとは一旦お別れ。ここからはWATARUのひとり旅が始まります。






17km地点:餅、また餅!「なが餅」7個の洗礼


次のターゲットは、「笹井屋」のなが餅。 なんと最低7個セットからの販売!「1人で7個は多いな…」と思いつつも、ブロガーとしては避けて通れません。


店内で「ここで食べていいですか?」と聞くと、お茶の接待までしていただきました。
「意外に食べられるな…」と、気づけば4個をペロリ。
先ほどの安永餅と形も味も似ていますが、この「似ているけど違う」のを確かめるのも街道ランの醍醐味です。




最重要スポット「日永の追分」での給水
やってきました、東海道と伊勢街道の分岐点! 歴史好きにはたまらない場所ですが、街中にポンと現れるので見逃し厳禁です。


ここでは昔ながらの湧き水があり、地元の方が水を汲んでいました。
WATARUも一杯いただくと、冷たくて体に染み渡る!江戸時代の旅人も、ここで喉を潤しながら
「いよいよ伊勢へ向かうぞ」と気合を入れたんだろうな……と、当時の光景が目に浮かぶようでした。
ブラタモリの聖地「あぶい旅館」に大興奮!
さらに南下を続けると、歴史好きにはたまらない景色が次々と現れます。中でもテンションが最高潮に達したのは、「三差路に立つ、あぶい旅館」さん!


ここは『ブラタモリ』でも紹介された、街道の面影を色濃く残す場所。「ここだ!テレビで見たやつだ!」と、足の疲れも忘れて撮影タイム。こうした「画面の向こう側の景色」を自分の足で踏めるのが、マラニックの楽しさですね。
続いて「もち久」さんで立石餅を。安永餅・なが餅に似ていますが、少し形が武骨で外側がパリッとしています。
……ただ正直に言いましょう。
さすがに、お餅の連続に少し飽きてきました(笑)。


45km地点、襲いかかる「ボロボロ」の喜び
37km地点で5時間56分が経過。
コンビニで肉まんとプロテインを補給し、40km地点でついに津市へ突入!


しかし45km、突然前左太ももが激しく攣(つ)りました。
「芍薬甘草湯」を急いで投入。
寒さから水分を控えていたことや、以前の怪我の影響を痛感しました。
でも、この時思いました。
「あぁ、生きてる!挑戦してるな!!」
このボロボロ感こそ、限界に挑むランナーだけの特権。
不思議と嬉しさが込み上げます。
53kmで断念。不本意ながらの「エスケープ」
なんとか歩を進め、津観音で参拝。


さらに「続日本100名城」の津城跡へ。






スタンプがなかなか見つからず、電話で確認して隣の高山神社で無事ゲット!
この「探す」手間も、後になれば良い思い出です。
津城の100名城スタンプは隣にある高山神社にあるので注意しましょう。






しかし、ここが限界でした。
足攣りに加え、痛めている左足首が猛烈に痛み出し、松阪までの20kmを走れる自信がなくなりました。
「明日、絶対に伊勢まで走りたい。だから、今日はここで休もう。」
悔しいですが、津新町駅から松阪駅まで文明の利器(電車)を使ってワープを選択。
これが「旅」としてのマラニックの賢い判断だと自分に言い聞かせました。


夜は「鶏焼肉」で乾杯!江戸の旅人気分で。
宿泊先の「ルートイン松阪駅東」でケアを済ませ、夜はのりくんと合流して、地元の名店『だるまや』さんへ! 名物の鶏焼肉をつつきながらの乾杯は、もう最高の一言です。




「江戸時代の人も、宿場町でこうやって一杯やりながら、旅の疲れを癒やしていたんだろうな……。」
そんなことを確信した夜でした。




道中寄れず、のりくんが買ってきてくれた「津餃子」の大きさにも驚きつつ、翌日の復活を願って深い眠りに(つけないほどの痛みと興奮が待っていましたが……)。



のりくんにお持ち帰りしてもらった
氷花餃子の津餃子!
デカイ!!




【2日目】松阪〜伊勢神宮:奇跡の復活と天照大神の追い風
不安な夜、そして「スイッチ」が入った朝
正直に告白します。
松阪の夜、WATARUは、ぐっすり眠る事ができませんでした。
秒で寝るのが特技のWATARUですが、興奮と左足首の痛みで
「明日は走れるのか……?」
という不安が襲ってきたのです。
しかし、朝の大浴場でのセルフケア、朝食バイキングでがっつり食べて(笑)、シューズを履き、バックパックを背負った瞬間……。


WATARUの心の中で
「パッチン!」
とスイッチが入りました。
「痛むけれど、絶対に伊勢まで自分の足で辿り着きたい!」
この日は、別行動だった「のりくん」も一緒に走ってくれます。
この心強さが、何よりの薬でした。
天照大神が背中を押してくれた25km
走り出すと、不思議なことが起こりました。
心配していた足首の痛みが和らぎ、さらに猛烈な「追い風」が吹き始めたのです。
まるで天照大神(アマテラスオオミカミ)が、「早く来なさい」と背中を押してくれているかのよう。
伊勢神宮に近づくにつれ、街道の雰囲気はさらに色濃くなり、私のテンションも右肩上がりに!




20km地点:凛とした空気に包まれる「外宮」到着
ついに、伊勢神宮 外宮(げくう)へ!


「走れないかもしれない」と弱気になっていた昨日の自分が嘘のようです。






境内の凛とした空気に身を律し、感謝の参拝。
そして、最後の5kmを駆け抜け、ついに内宮へ……。




ゴール!江戸時代の「普通」を、現代の「凄い」に変える喜び
宇治橋を渡り、正宮へ。






「天照大神、なんとか来れましたよ!」
と心の中で報告。
江戸時代の人にとっては「歩くのが当たり前」だったこの道。
しかし、便利になった現代だからこそ、自分の足で辿り着くことに、言葉にできない価値と達成感がある。
大木に抱きつき、その力強いパワーを全身で受け止めた瞬間、すべての疲れが吹き飛びました。


伊勢の至福!「伊勢うどん」と「赤福」で締める旅の終わり
参拝後は、お楽しみの「おかぜ横丁」へ!
平日とは思えない活気の中、真っ先に向かったのは伊勢うどんの名店『ふくすけ』さん。
初体験の柔らかい極太麺!甘辛いタレが絡んで、疲れた体に染み渡ります。
コシがないのが特徴ですが、「長旅で疲れた旅人の胃に優しいように」という昔の人の知恵かもしれませんね。


締めはやっぱりここ!
これまで「餅に餡が入ったタイプ」を食べてきましたが、ここは「餡でお餅を包む」スタイル。
熱いお茶と赤福……これこそがお伊勢参りの完成形です


伊勢街道「名物餅」完全比較表
道中で食べた「長く薄っぺらいお餅に餡子」のタイプを中心に、WATARU的視点でまとめました。
| 店名 | 商品名 | 特徴・食感 | WATARUの評価 |
| 永餅屋老舗 | 安永餅 | 香ばしく、上品な定番の味 | ★★★★☆ |
| 笹井屋 | なが餅 | もっちり感強め。7個〜販売 | ★★★★☆ |
| もち久 | 立石餅 | 外側がパリッ!香ばしさNo.1 | ★★★★★(推し!) |
| 赤福本店 | 赤福 | 唯一の「餡で包む」スタイル | ★★★★★(殿堂入り) |
伊勢街道マラニック 攻略データ
今回の旅を数値で振り返ります。計画の参考にどうぞ!
- 合計走行距離: 80.3km(1日目 53.1km / 2日目 27.2km)
- 主な立ち寄りスポット:
- 立ち寄り必須!100名城: 津城(スタンプは高山神社にあり!)
まとめ:走って、食べて、お参りして。これぞ「マラニック」!
帰りの電車の中、のりくんと旅の思い出を語り合いました。
足の痛み、エスケープの悔しさ、そしてゴールの感動。


そのすべてが、伊勢街道という歴史の道がくれた最高のギフトでした。
江戸時代の人にとっての「普通」の旅を、現代のランナーが全力で楽しむ。 足はボロボロになりましたが、自分の足で伊勢神宮へ参るという体験は、今の私たちにとって最高の贅沢です。
「次はどこを走ろうか?」 そんなワクワクが止まりません。
最後まで読んでいただきありがとうございます!
今回の伊勢街道ラン、「自分なら何キロ地点で足が止まるか?」「どのお餅を食べてみたいか?」ぜひコメント欄で教えてください!
もっと詳しく見たい方はYouTubeへ! ブログでは書ききれなかった「伊勢街道」の全貌や、伊勢うどんのシズル感、そしてWATARUの必死な走りを動画にまとめています。
【動画はこちら:伊勢街道マラニック100kmの全記録】は只今作成中※チャンネル登録してお待ち下さい。



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